身近な薬用植物 ―成分と効能が分かる一冊―


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大学の薬用植物園とその中の自然園に生育している75種の植物について、生薬としての特徴、効能および主な有効成分について、専門知識を持たない一般の人でも分かりやすいように紹介しています。
また北方圏の植物として、先住民族であるアイヌが薬や日常生活の中で利用してきたことなどについても紹介しています。さらに植物にまつわる逸話や薬としての特徴などをThats学(雑学)として取り上げていますので、植物やその効能などに関心の深い方には気楽に読める内容になっています。
植物の観察がしやすいように春、初夏、夏および秋と季節に分けて、さらに写真を大きく載せていますので、薬用植物園を観察する時のお供にハンドブックとして持ち歩くと便利です。
医食同源と言われるように植物は薬と食に深く関わっていますので、それらを上手に利用することが大切です。さらに薬用植物は使い方を間違えると大変な有毒物質になりますので、しっかりした知識を持つことが求められます。園芸用に販売されているので有毒ではないと思って庭に植えた身近な植物について、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。